内容説明
古代から中世における多種多様な領域を、日中韓の気鋭の研究者三十二人が集いその諸相を描き出した待望の論集第二冊。「社会の構造と変容」「宗教と社会」「宗教と文化」の三部構成からなり、注目の最新論文十一篇を収録。
目次
1 社会の構造と変容(文献史料からみた古代における土器の生産・流通;九世紀後期における地方社会の変転過程;鎌倉武士の婚姻形態についての一試論―男女の出会いの場としての将軍御所の役割を中心として;十四世紀における二つの近代―市民社会の死産と天皇制の誕生)
2 宗教と社会(九世紀後半の授戒に関する一考察―南北授戒制相互の影響関係に注目して;文書を焼く;日本中世の王権と教権;中世の橘寺と西大寺流)
3 宗教と文化(古代地域社会における祭祀・儀礼と人名―墨書土器の検討から;『三教指帰』における儒教と道教;本地垂迹を説く無住の方法とその三教観―『沙石集』における“方便”の多様性を手がかりに)
著者等紹介
義江彰夫[ヨシエアキオ]
1943年東京に生れる。1971年東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学、北海道大学文学部助教授、東京大学教養学部助教授・同教授を経て、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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