内容説明
日本とは何か。平安京が国家の象徴として認識され、文学で表現されることばが社会に統一性を与える。九~一〇世紀を分析し、国風文化論と古典文化論とを再検討。決して自明ではない「日本」が創出されていく過程を探る。
目次
序章 古典文化と国風文化
第1章 表象としての平安京
第2章 平安京の祭礼
第3章 “消費”する平安京
第4章 平安京・奢侈・浄土
第5章 平安京と文学
第6章 和俗の創造
終章 和俗と日本
付論 ことばと統合―国民国家論に寄せて
著者等紹介
西村さとみ[ニシムラサトミ]
1963年京都府に生まれる。1986年奈良女子大学文学部卒業。1992年奈良女子大学大学院人間文化研究科修了、博士(文学)。奈良女子大学文学部助手(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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