内容説明
石上神宮七支刀銘文の解読を最初に試みた、明治期の考証史家で大宮司の菅政友。その未公刊文書から七支刀と禁足地の実態を追究。草薙剣などとの関係や「背ニ処々金象眼ノ跡」がある大刀にも触れ、七支刀の全体像に迫る。
目次
第1章 菅政友による七支刀銘文の釈読―未公刊文書の紹介を兼ねて
第2章 菅政友による「七支刀」の銘文研究―『外来金器文字記』と銘文発見の経緯
第3章 『外来金器文字記』(影印)―付「大和国石上神宮宝庫所蔵六叉刀」
第4章 菅政友以前の「七支刀」―「七支刀」研究の新たな視点
第5章 石上神宮の禁足地―菅政友による禁足地発掘に関する未公刊文書などから
第6章 石上神宮禁足地出土の「背ニ処々金象眼ノ跡」がある大刀
付編 『探旧随筆』の紹介
著者等紹介
藤井稔[フジイミノル]
1958年奈良県橿原市生まれ。1980年天理大学文学部国文学国語学科卒業。天理高等学校第二部(定時制)教諭
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