内容説明
唐が発給した外交文書の書式、遣唐使が持ち帰った国際情報などから国際交流史の諸相を考察。さらに日宋貿易史から、アジアにおける日本の歴史的位置を探る。中央・東南アジアからの視点も意識しつつ検討した対外関係史。
目次
第1部 唐・新羅・高麗との交流(唐朝の国際秩序と日本―外交文書形式の分析を通して;遣唐使と国際情報―延暦の遣唐使がもたらした唐・吐蕃情報;朝鮮半島漂流民の送還をめぐって;九世紀東アジアにおける民衆の移動と交流―寇賊・反乱をおもな素材として)
第2部 日宋貿易史の諸問題(荘園内密貿易説に関する疑問;中国海商と王朝国家;東アジア・東南アジア海域における海商と国家;平安期日本の対外交流と中国海商)
著者等紹介
山内晋次[ヤマウチシンジ]
1961年愛媛県八幡浜市に生まれる。1993年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員を経て現在、大阪大学COE特任教員、帝塚山大学・大阪国際大学非常勤講師博士(文学)
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