出版社内容情報
棟を並べ甍を競った貴族たちの邸宅はいかなる盛衰をたどったか。三代の天皇が誕生し道長栄華のもとになった土御門殿、義仲の襲撃で炎上し時代に転換をもたらした後白河上皇の法住寺殿など、王朝の日記・物語や絵巻に描かれ、政治の舞台にまた文学のサロンになった邸第を、文献の博捜と発掘体験によって詳述し、歴史と文学に新たな視点を提供する。
内容説明
棟を並べ甍を競った貴族たちの邸宅はいかなる盛衰をたどったか。王朝の日記・物語や絵巻に描かれ、政治の舞台と文学のサロンになった邸第を、文献の博捜と発掘体験によって詳述し、歴史と文学に新たな視点を提供する。
目次
1 摂関期の邸第(藤原道長の土御門殿;藤原頼通の高陽院;藤原頼通の高倉殿;源頼光の邸宅)
2 院政期の邸第(村上源氏の邸第;後白河上皇の院御所、法住寺殿;建春門院の最勝光院―法住寺殿内の御堂;今熊野・新日吉社の創建と展開―法住寺殿内の社)
3 平安京とその周辺(平安中・後期の平安京の沿革;平安京左京八条三坊周辺の様相;賀茂祭の桟敷;平安時代の鴨川)
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