内容説明
正倉院文書は、皇后宮職系統の写経機構で形成された史料群である。機構の変遷過程をはじめ、内部構造やその運営の実態を、新たな視点より多角的に検討し、併せて奈良時代の国家仏教政策における位置づけを考察する。
目次
序章 正倉院文書と写経所研究の視角
第1章 写経機構の変遷
第2章 写経機構の内部構造と運営
第3章 勅旨写一切経所について―皇后宮職系統写経機構の性格
終章 まとめと展望
正倉院文書は、皇后宮職系統の写経機構で形成された史料群である。機構の変遷過程をはじめ、内部構造やその運営の実態を、新たな視点より多角的に検討し、併せて奈良時代の国家仏教政策における位置づけを考察する。
序章 正倉院文書と写経所研究の視角
第1章 写経機構の変遷
第2章 写経機構の内部構造と運営
第3章 勅旨写一切経所について―皇后宮職系統写経機構の性格
終章 まとめと展望