内容説明
仏教が伝来した六世紀の日本で、国家体制における政治理念を支えていた神祇信仰は、神仏習合と道教の影響で変化し、仏教は、国家事業の中で受容されていく。国家における二つの宗教のあり方と歴史的意味を解明する。
目次
第1編 仏教と古代国家(仏教の伝来と大和国家;私伝仏教と越;官僧社会と貴族・官人層の宗教と政治理念;律令貴族層における仏教の位相 ほか)
第2編 神祇・祭祀と律令国家(祭祀と神社の成立;古代の人間神について;律令時代の神祇政策の性格;神仏習合と庶民層)
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