古代史研究選書<br> 古代政治史における天皇制の論理

古代史研究選書
古代政治史における天皇制の論理

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  • サイズ B6判/ページ数 310,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642021616
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C1321

内容説明

日本古代政治史の研究は、ともすれば、飛鳥・奈良・平安(前期・後期)等の各時代に分断されがちである。しかし、これらの全時代に一貫して、古代独特の論理の働きがあることを見過ごしてはならない。その基調にあるものこそ、天皇制の価値観(直系主義)ではなかろうか。本書はかかる視点から政治史上の諸事件に独自の解釈を加え、新たな日本古代像を浮彫にする。

目次

第1 6世紀型の皇統形成原理
第2 8世紀型の皇統形成原理
第3 奈良時代後期政治史の基調
第4 光仁系皇統の成立
第5 幼帝と摂政
第6 光孝擁立問題の視角
第7 宇多「院政」論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

源義

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学生だった自分が初めてこの本を読んだ時は、前評判もあり、天皇制の論理を書ききったすごい本だと興奮したものだ。年をとって改めて読み返すとかなり強引な論理で例外だらけ。終始その例外の言い訳をしている印象。随所に鋭い着眼があるのは事実だが、あくまでもその時代の人々が理想(論理)があるだけで、そこに一貫した天皇制の論理があったかどうかは甚だ疑問。 また1986年に発表されたこの本に対して参考とした先行研究が古いものばかりで、研究姿勢そのものにも違和感を感じる。2023/12/01

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