出版社内容情報
自然災害や疫病、大切な人の死に面したとき、人々は日ごろ忘れている宗教的な体験の記憶を呼び覚まして向かい合おうとする。人が生まれてから死を迎えるまで、社会の営みの基底にいきづく多様な〈信仰〉のかたちを描く。
内容説明
自然災害や疫病、大切な人の死に面したとき、人々は日ごろ忘れている宗教的な体験の記憶を呼び覚まして向かい合おうとする。人が生まれてから死を迎えるまで、社会の営みの基底にいきづく多様な“信仰”のかたちを描く。
目次
総論 日本宗教の信仰世界
1 信仰のかたち(宗教史としてみた女身の人の性と生;古代の説法・法会と人々の信仰;日本宗教における「性」の多様性;日本における現世利益信仰;近世日本の霊魂と自然)
2 死者と冥界(葬式仏教の展開―古代・中世を中心に;描かれる死後の救済―東アジア的視点から;変貌する冥界;横死をめぐる思想と実践―人神信仰と戦争死者)
著者等紹介
伊藤聡[イトウサトシ]
1961年、岐阜県に生まれる。1996年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、茨城大学人文社会科学部教授、博士(文学、早稲田大学)
佐藤文子[サトウフミコ]
1965年、京都府に生まれる。1990年、京都女子大学大学院文学研究科修士課程修了、博士(文学、佛教大学)。現在、本願寺史料研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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