出版社内容情報
近年、道路・駅家などの遺構が各地で発見されている。交通施設と交通に関わる技術から古代交通の様相を描き、その景観を考える。近年、全国各地で古代の道路・駅家・関・橋・津・烽火などの交通施設に関する遺構が見つかっている。考古学や歴史地理学の調査・研究成果の蓄積から、かつての古代交通のイメージが一新され景観の復原も試みられている。道路や駅家・橋などの交通施設と運搬・航海など交通に関わる技術を取り上げ、古代交通の様相を具体的に描き、その景観を考える。
? 古代道路の姿(古墳時代の道路…高島英之/宮都周辺の計画道路…近江俊秀/都城道路…佐藤亜聖/地方の官道―駅路・伝路〈古代の地方道路…木本雅康/七道―遺跡とルートについて…矢田 勝・高島英之・出越茂和・内田律雄・吉本昌弘・木原克司・木本雅康〉/条里地割と道路…出田和久/コラム 古代荘園図と道路―阿波国新島庄…木原克司)/? 交通施設(駅家…中村太一/渡河施設…松村 博/交通に関わる祭祀…山近久美子/コラム 復元された月精橋…田中俊明/コラム 古代の渡船…舘野和己)/? 交通に関わる技術(運ぶ手段…中村潤子/船を操る技術…川尻秋生/古代の地図…飯田剛彦/古代の道路と地名…伊藤寿和/コラム 市の場所を示す「平城京市指図」…舘野和己
舘野 和己[タテノ カズミ]
1950年東京都生まれ。1980年,京都大学大学院博士課程単位取得満期退学。現在,奈良女子大学教授。 ※2016年7月現在【主な編著書】『日本古代の交通と社会』(塙書房,1998年)。
出田 和久[イデタ カズヒサ]
1952年兵庫県生まれ。1980年,京都大学大学院修士課程修了。現在,奈良女子大学教授。 ※2016年7月現在【主な編著書】「飛鳥から藤原京へ―宮から京への展開」(舘野和己編『日本古代のみやこを探る』勉誠出版,2016年)。
内容説明
近年、全国各地で古代の道路・駅家・関・橋・津・烽火などの交通施設に関する遺構が見つかっている。考古学や歴史地理学の調査・研究成果の蓄積から、かつての古代交通のイメージが一新され景観の復原も試みられている。道路や駅家・橋などの交通施設と運搬・航海など交通に関わる技術を取り上げ、古代交通の様相を具体的に描き、その景観を考える。
目次
1 古代道路の姿(古墳時代の道路;宮都周辺の計画道路;都城道路;地方の官道―駅路・伝路;条里地割と道路)
2 交通施設(駅家;渡河施設;交通に関わる祭祀)
3 交通に関わる技術(運ぶ手段;船を操る技術;古代の地図;古代の道路と地名)
著者等紹介
舘野和己[タテノカズミ]
1950年東京都に生まれる。1974年京都大学文学部史学科卒業。1980年京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、奈良女子大学名誉教授
出田和久[イデタカズヒサ]
1952年兵庫県に生まれる。1976年京都大学文学部史学科卒業。1979年京都大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、奈良女子大学研究院人文科学系教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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eel
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