内容説明
墓は単なる死者の埋葬施設ではなく、古来日本人の死生観や政治・社会を映し出してきた。日本における墓制・葬制の理解に不可欠なテーマを厳選し、考古学的知見と発掘成果を中心にわかりやすく解説。朝鮮半島や中国の事例、文献史学・文学・社会人類学・建築史学など隣接分野の成果を交え、国内外の著名人の墓も多数収めた、総合的に墓を捉える事典。
目次
総説 墓から考える
第1章 原始・縄文時代
第2章 弥生時代
第3章 古墳時代
第4章 古代
第5章 中世
第6章 近世
第7章 朝鮮半島の墓
第8章 中国の墓
第9章 隣接分野からのアプローチ
第10章 人物墓
著者等紹介
土生田純之[ハブタヨシユキ]
1951年大阪に生まれる。1978年関西大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。宮内庁書陵部陵墓調査室主任研究官を経て、専修大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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