内容説明
近年、目覚ましい進展を遂げている東北史研究。その最前線で活躍している研究者十名が、古代から近世にいたる重要な論点を解明した最新の研究成果。斬新な切り口で東北史に関わる課題を追究し、新知見を提示する。
目次
第1部 エミシから平泉藤原氏へ(古代蝦夷の諸段階;『諸家系図纂』所収の「安藤系図」について―奥六郡安倍氏の祖先系譜に関する一考察;清衡が立てた延暦寺千僧供の保について)
第2部 中世領主と僧侶たち(南奥の国人一揆と「公方事」;戦国期奥羽本願寺教団法物考;戦国期糠部の一断面)
第3部 近世東北のひろがり(徳川家綱政権の殉死禁止令と東北諸藩;海外漂流からみた北国、日本海東部沿岸地域の廻船の動向と航海;盛岡藩政史研究の三つの課題;近世における「番船」と漁場所持―“生業知”研究の一環として)
著者等紹介
細井計[ホソイカズユ]
1936年群馬県に生まれる。1967年東北大学大学院文学研究科博士課程修了。東北福祉大学教授・岩手大学名誉教授・文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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