婚姻と女性

婚姻と女性

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  • サイズ A5判/ページ数 394p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642013543
  • NDC分類 367.21
  • Cコード C3321

内容説明

高群逸枝による婚姻史の研究は通説として定着した観があるが、現在の研究はその意志を継承しつつも、これを乗り越えるべく実証をふまえた研究が精力的に進められている。本巻では、新しい婚姻史を生み出すために、高群説に批判的な古代婚姻制研究も多く紹介し、さらに結婚から離婚に至る過程に注目した代表的論文を各時代にわたって収録した。

目次

1 婚姻の居住形態(古代の婚姻;奈良時代の婚姻についての一考察(抄) ほか)
2 婚姻の位置づけ(中世における女性の地位と役割―婚姻形態を通じて;武家女性の婚姻に関する統計的研究・試論―『寛政重修諸家譜』を素材として ほか)
3 向き合う女と男(平安末・鎌倉時代の夫婦呼称の一考察―「女共」「縁友」「縁共」を中心に;恋愛観と結婚観の系譜)
4 婚姻の終焉(平安中期の入墓規定と親族組織―藤原兼家・道長家族を中心として;鎌倉時代における改嫁と再婚 ほか)