内容説明
大国に翻弄されてきた沖縄、という見方を転換し、自立した地域世界として捉え直す最新の琉球・沖縄史。先史からグスク時代、そして近現代まで、アジアとの密接な結びつきの中で展開した独特な歴史と文化の姿を描く。
目次
琉球・沖縄史の世界
1 琉球王国の形成と東アジア
2 琉球貿易の構造と流通ネットワーク
3 自立への模索
4 伝統社会のなかの女性
5 王国の消滅と沖縄の近代
6 世界市場に夢想される帝国―「ソテツ地獄」の痕跡
著者等紹介
豊見山和行[トミヤマカズユキ]
1956年沖縄宮古島に生まれる。1989年名古屋大学大学院博士後期課程満期退学。現在、琉球大学教育学部助教授
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感想・レビュー
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moonanddai
3
このところ(と今に始まった問題でもないかもしれませんが)沖縄方面では、基地問題で騒がしくなっているようです。北に住んでいるものにとっては多少(感覚として)分からないところありましたので、沖縄史を少し読んで見ました。…ただ、読んでからしばらくの間、感想めいたことを色々捻ってみたのですが、まだ私としては文章にはできないようです…。やはり、そこに住むものでない限り何とも言えない、と言うのが国内問題とは違う沖縄問題なのかも知れない…。2016/07/24
ラムダ
0
沖縄の歴史が詳しく書かれていて、勉強になりました。2014/04/13
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