感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フンフン
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下巻は、美濃部博士の貴族院議員辞職で事態を収めようという政府側の努力にもかかわらず、金森法制局長官や一木喜徳郎枢密院議長にまで禍が及ぶことになった過程を描き、戦後明らかになった文書や戦後の論評をまとめ、さらに関係者の戦後の座談会記録を収録している。私が注目した『本庄日記』のあつかいは、あまり大きくはない。さすがに憲法学者の宮沢は、ボルンとかエレクトリックという名前の憲法学者はいないとわかったらしく、『日記』のこの部分には(ママ)というルビをふってある。だが、はっきり、これこれの誤りだとは指摘していない。2019/10/01
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- 和書
- 陸軍特別攻撃隊 〈下巻〉