出版社内容情報
明治24年、訪日中のロシア帝国ニコライ皇太子が襲われた事件が大津事件である。本書はこの事件を取り上げ、国際法と国際政治史の流れの中に位置づけ、司法権の独立を守った従来通説化していた児島惟謙に関する通説に疑義を提出するなど、新たな視点を提供した意欲的な労作である。新資料ウフトムスキー侯「旅行記」の発掘により、独特にして精緻な分析が展開されている。1977年度「毎日出版文化賞」受賞図書。
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