出版社内容情報
わかりやすい対話形式を軸に,税法の世界を展開。はじめて税法を学ぶ読者にとって最適の入門書。税法総論から所得税・法人税・消費税・相続税など諸税法を網羅した。「103万の壁」をめぐる最新の状況にも対応して,ますます充実した最新版。
内容説明
たのしく、ていねいに学ぶ。税理士春香と学生の対話を通して、複雑な税法がわかりやすく解きほぐされ、楽しく学習することができます。最新の法改正を反映し、年収103万円の壁をめぐる議論にも対応しました。さらに、読者に税のありかたについても問いかける、充実した入門書です。
目次
税の意義 税って何?
租税法律主義 社長の報酬を自由に決められない?
租税回避 脱税・租税回避・節税の違いは?
応能負担原則 君と先生が同じ所得を得た場合、負担は同じか?
課税最低限 健康で文化的な最低限度の生活費に税金?
所得税法(1)―所得概念 土地は売ってなくても課税される?
所得税法(2)―納税義務の範囲 天皇の納税義務?
所得税法(3)―課税単位 夫の給料は誰のもの?
所得税法(4)―所得分類 プロ野球選手の年俸は何所得だろう?
所得税法(5)―給与所得課税 給与所得者の必要経費は?
所得税法(6)―収入の帰属時期 お金を受け取るタイミングで課税の時期が変わる?
所得税法(7)―所得控除と税額控除 パート労働・学生アルバイトと「税金の壁」
所得税法(8)―所得税の計算構造
源泉徴収された分が戻ってくる?
法人税法(1)―法人税の根拠 会社の所得は誰のもの?
法人税法(2)―法人税の納税義務者 法人でもないのに法人税が課される?
法人税法(3)―法人税の計算構造 A法人がB法人に無利息で貸したら、課税されるのはどっち?
相続税法(1)―課税の根拠 なぜ、相続に税金がかかるんだろう?
相続税法(2)―日本の課税方式と問題点 相続税は争続税?
消費税法(1)―消費税の基礎 君たちは消費税を負担する義務があるの?
消費税法(2)―多段階付加価値税・仕入税額控除 消費税は付加価値税?〔ほか〕
著者等紹介
三木義一[ミキヨシカズ]
1973年中央大学法学部卒業。1975年一橋大学大学院法学研究科修士課程修了。その後、日本大学、静岡大学、立命館大学を経て、青山学院大学元学長、法学博士(一橋大学)、弁護士。なお、ミュンスター財政裁判所客員裁判官(1998年4月~10月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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