有斐閣選書
基本的人権の事件簿―憲法の世界へ (第5版)

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  • サイズ B6判/ページ数 265p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641281356
  • NDC分類 316.1
  • Cコード C1332

内容説明

「わたしたち」と「人権」をつなぐ24の「事件」。新しい判例を多数反映して、紙面も親しみやすくリニューアル!

目次

1 自己決定権(障害者の自由―声が出せない議員はパソコン音声に頼るべし?!;母親となる権利―代理出産によって生まれた子どもの母親となる権利はあるか;同性愛の自由―公共施設は同性愛者の宿泊を拒否できるか ほか)
2 新しい人権(名誉権―殺人未遂事件の犯人だと公表されたら?;プライヴァシー権―わたしに背番号をつけないで!;平和的生存権―国際平和のために日本は何ができる? ほか)
3 元祖・基本的人権のいま(平等権―同じ子どもなのに、どこが違うの?;思想良心の自由―「君が代」は思想の押しつけか;信教の自由・政教分離―信仰と法律の板ばさみ? ほか)

著者等紹介

棟居快行[ムネスエトシユキ]
1955年生れ。1978年東京大学法学部卒業。現在、大阪大学名誉教授

松井茂記[マツイシゲノリ]
1955年生れ。1980年京都大学大学院修士課程修了。現在、ブリティッシュ・コロンビア大学法学部教授

赤坂正浩[アカサカマサヒロ]
1956年生れ。1984年東北大学大学院博士課程満期退学。現在、立教大学法学部教授

笹田栄司[ササダエイジ]
1955年生れ。1984年九州大学大学院博士課程修了。現在、早稲田大学政治経済学術院教授

常本照樹[ツネモトテルキ]
1955年生れ。1983年北海道大学大学院博士課程修了。現在、北海道大学大学院法学研究科教授

市川正人[イチカワマサト]
1955年生れ。1984年京都大学大学院博士課程学習認定退学。現在、立命館大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

20
障害は社会が生み出す。社会的障壁(11頁)。福祉のこころで克服を。障害者差別解消法(14頁~)。人権の爆発としての、自己決定権、プライヴァシー権、環境権、自然享有権、嫌煙権、平和的生存権、知る権利、アクセス権、学習権、景観権等々(90頁)。環境権:住民は良好な環境を享受する権利があり、住民は健康被害の証明がなくても、環境権の侵害を理由に環境破壊に対して訴えを提起できる(150頁)。訴状は既に書いてあるので、自営業が頭を下げ、土下座すれば別だが、いつでもやってやろうと思う。2015/08/22

Book Lover Mr.Garakuta

9
【図書館本】【速読】:自分の得意分野では無く難しかった。人権問題も、勉強したい。2021/12/25

のせなーだ

2
判例と裁判結果。納得の行かないものが多い。訴訟は起こす権利はあるけれど。素人が一生懸命にまとめた訴状を読んで さえいない裁判官、件数こなすだけの人権軽視を受けると最初で最後になる民事訴訟、コストとエネルギー、収支合わずで無駄骨を繰り返す気になるだろうか。加害者の基本的人権が重くなるような、落胆と疲弊。税金で給与を受ける職場にこそ鑑として「基本的人権尊重意識」を求める。さて、公共事業という名の自然破壊を訴訟で争うとは、自然の代理、代弁者として訴訟提起し人間の何倍もの重い生命の救済を小さな人間が求める闘いだ。2022/05/17

ぐっさん

1
やや専門性は欠ける気がするが入門書としては読みやすいし悪くないと感じた。2015/06/07

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