有斐閣選書
地球環境保全への途―アジアからのメッセージ

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  • サイズ B6判/ページ数 339p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641281011
  • NDC分類 519.82
  • Cコード C1336

出版社内容情報

アジアの抱える深刻な環境問題の構造を明らかにし、どのようなアプローチをとれば環境保全の途へ至る事ができるのか展望する。

内容説明

環境保全を前提とした地域発展のために必要な基本的考え方を示すとともに、アジアの抱える深刻な環境問題の構造を具体的に明らかにし、どのようなアプローチをとれば環境保全の途へと至ることができるかを展望する。

目次

環境保全を前提とした地域発展を求めて
アジア諸国の環境政策―地球サミットを契機とした展開
持続可能なエネルギー利用に向けて
鉱山業の10年―被害、抵抗、そして転換へ
「水アクセス権」の確立を求めて
森林再生への模索―消失の現場から
ゆたかな沿岸と海洋環境を守るために
都市環境の改善に向けて―大気汚染対策を中心に
持続可能な消費への転換を求めて
溢れる都市廃棄物の適正管理に向けて
国際リサイクルの適正管理に向けて
国際的な「循環型社会」をめざして―パラオにおける自動車リサイクルの現状と課題を中心に
公害輸出の解決をめざして―レーヨン産業の国際移転と二硫化炭素中毒
フェア・トレードと持続可能な貿易の促進をめざして
環境ODAプロジェクトの改善を求めて―サムトプラカーン汚水処理事業からの教訓
環境から軍事を問い直す―基地汚染問題の解決をめざして

著者等紹介

寺西俊一[テラニシシュンイチ]
1951年石川県に生まれる。1975年京都大学経済学部卒業。1980年一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。一橋大学大学院経済学研究科教授

大島堅一[オオシマケンイチ]
1967年福井県に生まれる。1992年一橋大学社会学部卒業。1997年一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。立命館大学国際関係学部助教授

井上真[イノウエマコト]
1960年山梨県に生まれる。1983年東京大学農学部卒業。東京大学大学院農学生命科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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寺西俊一・大島堅一・井上真という現在の環境学を代表する編者によるアジア諸国における環境問題の現状と問題点を叙述した書籍。教科書を意識したのか、噛み砕いた論集となっている。国際環境協力は、ひとつの学問領域になりうるが、どうも業績が少ない。本書も、理論と実践の両立という意味では、成熟を欠くように思える。2010/06/18

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