出版社内容情報
《主な目次》
第I部 占領下の改革と新制大学の形成
第１章 占領下改革の背景
第２章 新制大学一元化過程の謎
第３章 日本教育家委員会の改革案
第４章 教育刷新委員会の論議と新制大学の法制化
第５章 新制大学像の形成
第６章 大学基準の策定と教育課程の枠づけ
第７章 「一般教育」の義務づけと課程制大学院の導入
第８章 新制大学の発足
第９章 大学管理問題
第10章 私学制度の確立
第11章 占領下大学改革の評価
第II部 独立回復後の大学改革と大学像の模索
第１章 独立後の改革見直し
第２章 大衆化の進行
第３章 「大学紛争」
第４章 大学紛争の収拾と改革の動き
第５章 紛争後の大学改革
第６章 私学政策の転換と高等教育計画
第７章 臨時行政調査会から臨時教育審議会へ
第８章 大学改革の新段階
第９章 大学像の模索
内容説明
新制大学発足から５０年、大学の改革が問題とされないときはなかった。問題の多くは、新制大学を生み出した戦後占領下の責任主体なき改革に起因する。謎多き戦後改革の過程を解明し、激動期にある現在までの改革を跡づける、迫力ある大学改革の通史。
目次
第１部 占領下の改革と新制大学の形成（占領下改革の背景；新制大学一元化過程の謎；日本教育家委員会の改革案；教育刷新委員会の論議と新制大学の法制化 ほか）
第２部 独立回復後の大学改革と大学像の模索（独立後の改革見直し；大衆化の進行；「大学紛争」；大学紛争の収拾と改革の動き ほか）
感想・レビュー
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米国教育施設団の提言に紛れて『大学化』を狙った国内教育関係者と、米国大学システム導入に紛れて国内教育内容への介入を狙ったGHQ/CEIの産んだ『新制大学』制度が日本の大学な大きな負債を残したこと、また戦後大学改革がこの負債を解消することに費やされていることが丁寧に示されている。『責任なき大学改革』のツケは次世代なんだと痛感。2022/10/09
