出版社内容情報
労働契約をめぐる裁判例の近時の展開に,民法学における最先端の契約理論による分析を加える。就労契約関係について,民法学と労働法学を理論的・学問的に架橋して,両者の対話の基礎を築き,相互作用の可能性を啓く。
【目次】
序論
第1部 契約規範論と「労働契約」
第1講 契約意思と労働契約(日新製鋼事件)/第2講 契約解釈・補充と労使慣行(商大八戸ノ里ドライビングスクール事件)/第3講 定型約款と就業規則(秋北バス事件)/第4講 契約の法性決定と労働者概念(横浜南労基署長(旭紙業)事件)/第5講 「契約規範の実質原理」と正規・非正規格差(ハマキョウレックス事件)/第6講 契約複合と労働者派遣(パスコ事件)/「民法と労働法」第1部の小括
第2部 契約責任論と「労働契約」
第7講 本質的債務論と労働時間規制(大星ビル管理事件)/第8講 危険負担・受領遅滞と休業手当(ノースウエスト航空事件)/第9講 安全配慮義務論と労働契約(大石塗装事件)/第10講 契約法理論と配転(東亜ペイント事件)/第11講 契約法理論と懲戒(ネスレ日本事件)/第12講 契約解除と解雇(高知放送事件)/第13講 契約の終了と「雇止め」(日立メディコ事件)
結びに代えて