出版社内容情報
複雑・難解にみえる租税法の世界も,ひとたび「所得課税の仕組み」を身につければ格段に視界が開けてくる。まさに講義を聴いているような生き生きとした語り口と,豊富な事案分析を通じた丁寧な解説で,法規定の背後にある考え方を鮮やかに描き出す。
内容説明
ようこそ、租税法の世界へ。膨大な条文が織りなす租税法の世界。その規定は複雑で、かつ改正も多い。しかし、およそ所得課税であれば、時代・国境を超えて採られる基本的な考え方がある。―所得課税のコモン・ローから導かれる妥当な事案解決、その勘所を養う実践型テキスト。所得税法、法人税法を一冊で学べる!講義を受けているような臨場感。テキストとの距離がぐっと縮まる。その項目で身につけてほしいことを冒頭に提示。見通しよく学べて、学習後は理解度のチェックにも。実際の裁判例から生きた租税法、その背景原理を鮮やかに描く。重要判例は事実関係と判旨を詳しく紹介し、丁寧に分析。重要な条文は見やすく掲載。
目次
第1部 所得税の世界(所得税法入門;収入金額の存否;収入金額計上のタイミング;必要経費をめぐる諸問題;各種所得の金額(1)各年分の経済活動に基因する所得 ほか)
第2部 法人税の世界(法人税の意義;納税義務者・法人税に関する手続;法人所得の計算の概要;益金の額の計算(1)法人税法22条2項の構造
益金の額の計算(2)いわゆる無償取引を中心に ほか)
著者等紹介
渕圭吾[フチケイゴ]
1975年長崎県大村市に生まれる。現在、神戸大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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