出版社内容情報
都市法制の基礎にある理念から説き起こしたうえで,法制度と実態の乖離をふまえて現状を分析し問題を析出。人口減少・高齢社会に対応する縮減型都市構造への転換,防災法や交通法と連結した都市法制といった視点から,現代にふさわしい都市法を構想する。
内容説明
制度と実態を斬り結ぶ「対話型都市法」。人口減少・高齢社会に対応する縮減型都市構造への転換、防災法や交通法との連結といった課題に応え、現代にふさわしい都市法を構想する。
目次
序論 都市法の課題
1 総説(行政計画としての都市計画―都市法総論;都市計画区域;都市計画マスタープラン)
2 土地利用と法(伝統的手法;現代的手法)
3 事業と住宅(都市施設;市街地開発事業)
4 市民の権利救済(都市計画争訟;都市整備と補償)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
お抹茶
0
法理論を解説。都市法制の骨格は,都市計画法と,コンパクトシティ政策の根拠法令で,補助金や税制措置を活用して誘導する仕組みが導入されている都市再生特別措置法。都市計画法は,強固な土地所有権と景気対策としての制度利用により,土地利用規制は弱い。そのため,適法な建築行為でも街並みとは相容れない高層建築物ができる。広域マスタープランは不足している。郊外部では開発行為がないという楽観的前提に立っていたが,開発許可制度の創設後,開発規制から外されることによる開発需要が惹起された。都市計画訴訟や補償にも言及。2024/12/03
-
- 電子書籍
- 新大久保とKーPOP マイナビ新書
-
- 和書
- ラウンド進化論 〈下巻〉