出版社内容情報
〈プライバシー権=自己情報コントロール権〉という図式は今後も成立しうるのか。日米両国におけるプライバシー権の保護法益の多様化傾向を指摘し,そこに適合するプライバシー権の内容とは何かを問う。通説に挑み,プライバシー権の再構成を主張する意欲的論稿。
序 章
第1章 日本の議論状況の分析──学説の整理及び考察
第1節 自己決定を中心に捉える立場の紹介と検討/第2節 自己決定を中心に捉えない立場の紹介と検討/第3節 学説の分析を踏まえた検討課題の提示
第2章 アメリカ法上の情報プライバシー権に関する学説の紹介と検討
第1節 従来の通説/第2節 通説に対する批判と代替案/第3節 アメリカの学説の紹介及び検討のまとめ
第3章 自説の展開
第1節 自己情報に関する権利の内容/第2節 自己情報に関する権利の形式的根拠と実質的根拠/第3節 先行学説及び主要判例との整合性とそれらの補完及び再構成
終 章 総括と残された課題
目次
第1章 日本の議論状況の分析―学説の整理及び考察(自己決定を中心に捉える立場の紹介と検討;自己決定を中心に捉えない立場の紹介と検討;学説の分析を踏まえた検討課題の提示)
第2章 アメリカ法上の情報プライバシー権に関する学説の紹介と検討(従来の通説;通説に対する批判と代替案;アメリカの学説の紹介及び検討のまとめ)
第3章 自説の展開(自己情報に関する権利の内容;自己情報に関する権利の形式的根拠と実質的根拠;先行学説及び主要判例との整合性とそれらの補完及び再構成)
終章 総括と残された課題
著者等紹介
音無知展[オトナシトモヒロ]
1992年生まれる。2015年京都大学法学部卒業。2017年京都大学法科大学院修了。2020年京都大学大学院法学研究科法政理論専攻博士後期課程修了。現在、京都大学大学院法学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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まさやん510
わんぱら