プライバシー権の再構成―自己情報コントロール権から適正な自己情報の取扱いを受ける権利へ

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プライバシー権の再構成―自己情報コントロール権から適正な自己情報の取扱いを受ける権利へ

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  • サイズ A5判/ページ数 278p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784641228047
  • NDC分類 316.1
  • Cコード C3032

出版社内容情報

〈プライバシー権=自己情報コントロール権〉という図式は今後も成立しうるのか。日米両国におけるプライバシー権の保護法益の多様化傾向を指摘し,そこに適合するプライバシー権の内容とは何かを問う。通説に挑み,プライバシー権の再構成を主張する意欲的論稿。

序 章
第1章 日本の議論状況の分析──学説の整理及び考察
 第1節 自己決定を中心に捉える立場の紹介と検討/第2節 自己決定を中心に捉えない立場の紹介と検討/第3節 学説の分析を踏まえた検討課題の提示
第2章 アメリカ法上の情報プライバシー権に関する学説の紹介と検討
 第1節 従来の通説/第2節 通説に対する批判と代替案/第3節 アメリカの学説の紹介及び検討のまとめ
第3章 自説の展開
 第1節 自己情報に関する権利の内容/第2節 自己情報に関する権利の形式的根拠と実質的根拠/第3節 先行学説及び主要判例との整合性とそれらの補完及び再構成
終 章 総括と残された課題

目次

第1章 日本の議論状況の分析―学説の整理及び考察(自己決定を中心に捉える立場の紹介と検討;自己決定を中心に捉えない立場の紹介と検討;学説の分析を踏まえた検討課題の提示)
第2章 アメリカ法上の情報プライバシー権に関する学説の紹介と検討(従来の通説;通説に対する批判と代替案;アメリカの学説の紹介及び検討のまとめ)
第3章 自説の展開(自己情報に関する権利の内容;自己情報に関する権利の形式的根拠と実質的根拠;先行学説及び主要判例との整合性とそれらの補完及び再構成)
終章 総括と残された課題

著者等紹介

音無知展[オトナシトモヒロ]
1992年生まれる。2015年京都大学法学部卒業。2017年京都大学法科大学院修了。2020年京都大学大学院法学研究科法政理論専攻博士後期課程修了。現在、京都大学大学院法学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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まさやん510

0
情報プライバシー権の保障根拠や保障内容について、第1章で日本の学説、第2章でアメリカの学説を検討し、第3章で著者の見解が述べられる。 著者は、保障根拠としては多元的な根拠が含まれ、保障内容としては、タイトルにある通り「適正な自己情報の取扱いを受ける権利」として、情報プライバシー権の再構成を試みている。 個人的には、そもそも一旦公権力側の手にわたった情報について統制することは難しいと思うので、不適正な取扱いを受けない権利という形で捉えなおすことには賛成。 問題はその中身をどう考えるか。さらなる深堀りを期待。2023/03/29

わんぱら

0
プライバシー権について、日本の議論をしっかり検討することで到達点を同定しつつ課題を炙り出す(第一章)。さらに、憲法31条の議論を参考に自説を具体化する(第三章)。第二章ではアメリカの学説を広く検討するが、有意義な示唆はほぼなし。著者も認識しているように「適正な自己情報の取扱い」の内実の同定が今後の課題。しかし、そもそも「自己情報コントロール」は狭すぎるから何でも入る箱に変えたのだから、その課題は最初からわかっていたはず。アメリカの議論を読めば解決できるかと思いきやそうでなかったまま締切がきたのかな。2021/07/10

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