出版社内容情報
南風原 朝和[ハエバラ トモカズ]
著・文・その他
内容説明
近年の心理学や関連領域における統計的方法の活用の現況と心理統計学を学ぶ学生のニーズをふまえ、重要な内容を精選。効果量からマルチレベル分析、ベイズ推測まで基礎から統合的に解説。
目次
分布間の関係と非心分布への拡張―検定力と信頼区間のために
効果量(2変数データの分析において;多変数データの分析において)
対比分析
マルチレベル分析
メタ分析
ベイズ推測
著者等紹介
南風原朝和[ハエバラトモカズ]
1953年沖縄県那覇市生まれ。1977年東京大学教育学部教育心理学科卒業。1981年米国アイオワ大学大学院教育学研究科。教育心理・測定・統計学専攻博士課程修了(Ph.D.)。現在、東京大学大学院教育学研究科教授。専攻は心理統計学、心理測定学、心理学研究法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Manabu Miyoshi
2
こういう本がずっと読みたかった。2015/03/27
J(B)B
0
名著「心理統計学の基礎」の続編です。各論的に心理統計学のデータ解析技法を解説します。数理的には非心分布や各分布間のつながりが述べられることが出色でしょうか。データ解析技法としては当時騒がれていた効果量とベイズ統計が目玉と言えます。 数学的には前編同様文系高校数学程度ですが、続編では扱う程度が高いので式展開は前編に比べて控えめです。 前編が学部上級レベルだったのに対し続編は大学院レベルです。後書きにも心理統計学の研究者養成を意識していたことがわかります。2024/09/20