有斐閣アルマ
新しい時代の図書館情報学

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  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641220102
  • NDC分類 010
  • Cコード C1300

内容説明

高度情報社会における図書館の意義と役割とは。図書館を市民のための「知識への扉」と位置づけ、現代の図書館の姿とそこに関わる人や制度、図書館利用者のための各種機能を平易にコンパクトに解説。司書課程の標準的入門テキスト。

目次

第1部 図書館と現代社会(図書館の意義と役割;図書館の歴史;図書館の機能と種類)
第2部 図書館を利用する(図書館のサービス;図書館のコレクション;図書館の情報組織化;図書館のネットワーク;電子書籍時代の図書館;図書館利用教育と情報リテラシー)
第3部 図書館で働く(図書館経営;図書館員になるということ;知的自由と図書館の自由)

著者等紹介

山本順一[ヤマモトジュンイチ]
桃山学院大学経営学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スイ

10
わかりやすーい!わかりやすーい! 歴史から現在の課題までを詳細に解説し、図書館とは何なのかを立体的に教えてくれる。 わかりにくいところは図にしてくれているのも良かった。 2018/04/15

オサム兄ぃ

8
仕事上、基礎知識を学ぶための読書。図書館の歴史や運営などの基本はもちろん、図書館学が図書館情報学へ展開する過程を通じ学問体系と今日的意義が概観でき、とても有難い。マネジメントの記述箇所は、一般の図書館ユーザーに一読を薦めたい。またキャリアパスへの言及は、司書資格取得を考えている若者に役に立つであろう。書誌情報の蓄積や交流に端を発し、文化情報全般に拡大しつつある取り組みの紹介もあり、世界の最先端を垣間見ることもできる。10人もの執筆陣ながら、文章の粗密なく読み手を戸惑わせない。編者と編集者に敬意を表したい。2016/01/06

ぷほは

5
再読。図書館戦争や耳すまのエピソードが出てきたのは覚えていたが、警察の立ち入り調査が行われた52年の秩父市立図書館事件や、貸出記録が容疑者特定に利用される67年の練馬図書館テレビドラマ事件、76年の名古屋市における『ピノキオ』事件などは忘れていた。理論や物語は通読により大まかな流れを押さえることで自らの引き出しになるが、歴史的背景や社会制度の具体的運用実態をめぐる社会事象はやはり要約やまとめをしておかないとせっかくの読書が無駄になるな。お勉強感が出てしまうのは否めないが、ストック化にも快感は得られる。2018/11/09

YJ

5
まだまだ課題がたくさんあるのですね。価値論と要求論。瀬島龍三。カーネギーらアメリカをはじめ各国で2500館以上もの図書館を寄贈し、図書館の守護神とも称される。2017/05/19

ゆうか

4
図書館について勉強する上での入門書。一番気になった項目は、ライブラリープライバシー。私も「耳をすませば」の貸し出しカードのエピソードを微笑ましく見ていた側なので、図書館がそのような利用者の記録の保護に対して敏感になっていたとは知らなかった。確かに図書館の利用記録によって人の思想判断などが勝手に行われる世界を想像すると、数十年前までの日本で行われていた大衆扇動が思い起こされてくる。図書館が様々な部分で、今では当たり前となっている人々の「知る権利」を守ってくれていたと知り、図書館に対して新たな見方が生まれた。2016/08/02

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