出版社内容情報
被治者の視点から権力者の行動原理を読み解く政治学のテキスト。「思想」「経済」「軍事」「制度」から近代国家の形成を解説し,主に日本政治を対象に国民国家を前提としてつくられた民主主義の可能性と限界を論じます。古典を題材にした問答形式のコラムも充実。
内容説明
被治者の視点に立ち、「思想」「経済」「軍事力」「制度」の4つの角度から政治権力の働きを読み解く政治学のテキスト。西洋と東アジアを対比しつつ、国民国家を前提につくられた民主主義の可能性と限界を論じます。古典を題材とした問答形式のコラムも充実。
目次
第1部 基本的な考え方(政治権力と暴力;国家)
第2部 国民国家の成立―なぜ世界は1つになれないのか(国民を創る思想;国民経済の成立;軍事力と国家の拡大;制度と国家の安定)
第3部 国民国家の民主主義―その理想と現実(民主主義の多様性;市民とは誰か;メディアと世論;集団と政治;選挙の戦略;政党と政党システム;政策決定)
著者等紹介
羅芝賢[ナジヒョン]
現職:國學院大學法学部准教授。略歴:1984年韓国大邱に生まれる。2008年高麗大学文学部卒業。2017年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。東京大学公共政策大学院特任講師などを経て現職。主著:『番号を創る権力―日本における番号制度の成立と展開』(東京大学出版会、2019年、藤田賞奨励賞受賞)
前田健太郎[マエダケンタロウ]
現職:東京大学大学院法学政治学研究科教授。略歴:1980年東京に生まれる。2003年東京大学文学部卒業。2011年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。首都大学東京大学院社会科学研究科准教授などを経て現職。主著:『市民を雇わない国家―日本が公務員の少ない国へと至った道』(東京大学出版会、2014年、サントリー学芸賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ra
フクロウ
261bei
shin