出版社内容情報
グローバル化という急激な社会変動のなか,わたしたちはいかに社会を理解し,生きていけばよいのか。移民をめぐる身近な話題から出発し,流布されがちな「神話」を客観的な事実やデータによってとらえ直す。国際社会学の基礎的な用語や理論も学べる超入門書。
内容説明
グローバル化による急激な社会変動のなか、わたしたちはいかに社会を理解し、生きていけばよいのか。移民をめぐる身近な話題から出発し、流布されがちな「神話」を客観的な事実やデータによってとらえ直す。国際社会学の基礎的な用語や理論も学べる超入門書。
目次
第1部 基礎編(国際移民とは「旅」である;グローバル化のなかの出会い;「食」と「文化」のグローバル化)
第2部 現代編(「ヨーロッパ難民危機」はなぜ「危機」だったのか?;日本は移民を受け入れるべきなのか?;重国籍はいけないことなのか?)
第3部 未来編(恋は国境を超えられるか?;市民権から見た領土問題の不思議;ポピュラーカルチャーのグローバル化)
著者等紹介
樽本英樹[タルモトヒデキ]
早稲田大学文学学術院教授。愛知県名古屋市生まれ。1999年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。北海道大学大学院文学研究科教授を経て、2018年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イシュア
1
わかりやすい入門書だった。昨今の情勢を鑑みればもっと読まれて良い本だと思う。2025/07/23
今日子
1
社会学の本はともすれば専門用語だらけになりがちだが、超入門の名にふさわしくできるだけ噛み砕いて分かりやすく書かれている。これから国際社会学の分野に足を踏み入れようとする初学者にとっては、どういうことが国際社会の研究範囲になるのかイメージを掴むことができるだろう。個人的には投資移民の例として出されたマルタの政策などが面白かった。2024/04/07
とろろ
0
グローバル化の光だけでなく闇も見て、その闇への対処をしなければならないのだとわかった。2024/06/22