目次
第1章 前提的考察
第2章 労働者代表法制における労働組合
第3章 労働者代表法制のあり方―従業員代表法制との関係
第4章 現行法下における労働組合による労働者代表
第5章 労働条件決定プロセスにおける労働者代表の関与
第6章 管理職による組合結成の可能性
第7章 まとめ
著者等紹介
大内伸哉[オオウチシンヤ]
1963年神戸市生まれ。1995年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。1996年神戸大学法学部助教授。2001年神戸大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hirotaka Koike
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労働者代表における正統性の所在の議論とその法的整理についての関心をもとに読了。 1. 協約による労働条件不利益変更に関し、公正代表義務という観点=少数者が代表されきれていない場合に、どんな手続きと中身をもって変更が合理的と裁判所が判断するかへの関心が沸いた 2. 労働組合を脱退して新たに作ることができるほどの強い個人像を置く、とてもリベラルすぎる発想 - これは危惧せざるを得ない論調の一つ 3. 本書が推す正統性=私的自治原則 ではなく、保つべきは制度化された包摂型機構における集合型民主主義では?2016/02/22