出版社内容情報
サムエルソンらの階級モデルやクルーグマンの経済発展モデルをにらみつつ,精緻な数学理論を駆使して,新しい理論的発展をはかる力作。大塚史観の新古典派的あるいは数学的展開や,二階級社会での経済政策のあり方など,きわめてユニークで貴重な研究を収めている。
目次
第1章 資本主義形成の数学理論
第2章 2階級モデルにおける所得移転の効果
第3章 クルーグマンの南北不均等発展の再検討
第4章 資本移動可能下の南北不均等発展
第5章 成長市場における保護政策
第6章 地域発展と架橋料金の最適時間経路―動学的ラムゼイ価格
第7章 通信技術の発達と都市構造
著者等紹介
河野正道[カワノマサミチ]
1950年徳島県に生まれる。1974年関西学院大学経済学部卒業。1982年筑波大学大学院博士課程社会科学研究科計量計画学専攻修了(経済学博士)。現在、関西学院大学経済学部教授
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