出版社内容情報
社会保障と税の一体改革,地方創生などが推進され,地方自治体の財政も大きな影響を受けている。また,コロナ禍では自治体の役割の大きさが際立った。複雑な制度をわかりやすく解説して好評の地方財政論テキストを,初版刊行後のこれらの変化をふまえて改訂。
内容説明
私たちの暮らしを支える身近な存在である地方財政を、具体的な例を交えて生き生きと描き出す。地方財政の理念や制度の基本、応用的なことまで盛り込み、体系的に学ぶことができる、初学者向けテキストの新版。社会保障と税の一体改革、地方創生、コロナ禍などをふまえて改訂。
目次
地方財政を学ぼう
第1部 地方財政の全体像(日本の地方財政―知るべきこと、考えるべきこと;政府間財政関係―融合型の集権的分散システムと地方財政計画;経費論―お金の使い道とその意味;予算論―地方自治体のお金の使い方はどのように決まるのか)
第2部 地方自治体の収入(地方自治体の収入構造―どうやって財源を調達するのか;地方税―最も重要な自主財源;地方交付税―地方財源保障のかなめ;国庫支出金―中央官庁による地方のコントロール;地方債―金融を通じた財源保障)
第3部 地方財政制度の展開と課題(地方財政の歴史的展開;持続可能な地域づくりと地方財政;対人社会サービスと地方財政;地方公営企業、第三セクター等;地方財政の展望)
著者等紹介
沼尾波子[ヌマオナミコ]
東洋大学国際学部教授。1967年生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科後期博士課程単位取得退学
池上岳彦[イケガミタケヒコ]
立教大学経済学部教授。1959年生まれ。東北大学大学院経済学研究科博士課程修了、博士(経済学)
木村佳弘[キムラヨシヒロ]
桃山学院大学経済学部准教授。1973年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学
高端正幸[タカハシマサユキ]
埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授。1974年生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、博士(経済学、横浜国立大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。