出版社内容情報
田尾 雅夫[タオ マサオ]
著・文・その他
内容説明
転機を迎えている公共部門のマネジメントはいかにあるべきか―地方公務員という資源をどのように経営管理すればよいかについて、一貫した視座に基づいて説き明かしていきます。実務的知識も豊富に盛り込んで、いきいきと解説。組織論に基づく待望の概説書。
目次
地方公務員とはどのような人たちか―会社員とは何が、どのように相違するのか
地方自治体という組織
なぜ地方公務員は働くのか―モチベーション論の立場から
地方自治体のマネジメント
地方公務員に必要な資質・能力
人的資源管理の理論と手法
権力行政の担い手としての地方公務員
コミュニティのなかの地方公務員
市民に向き合う、パートナーとしての地方公務員
公務倫理
公務研修
結論と残された課題
著者等紹介
田尾雅夫[タオマサオ]
1970年、京都大学文学部卒業。1975年、京都大学大学院文学研究科(心理学)修了、博士(経済学)。京都府立大学文学部講師、京都大学大学院経済学研究科教授などを経て、愛知学院大学経営学部教授、京都大学名誉教授。専攻、公共管理論、組織論、組織心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Moloko
1
組織論や社会心理学的な観点から地方自治体の公務員のマネジメントを論じたもの。体系的にかつ網羅的に地方公務員の活動や心理や彼らが現場で遭遇しうる規範的な問題、地方自治体のビュアロクラシーの形態や組織や人的資源管理について述べたもの。結構当たり前じゃないかと思うことが殆どだったので、これは学部生向けか現場に長く浸かりすぎて一般論が何か分からなくなった人向けかなとも。しかし、この本の良い所はNPMの使い方の評価や地方公務員のモチベーション(バーンアウトや鬱を含む)やジェネラリスト・スペシャリスト論が面白いこと。2017/11/25
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