感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Haru
5
大学において国際関係学を学ぶ上で必読書となっている。本書のスタイルは見開き一ページに一つのワード(条約名や歴史的出来事の名前、政治学関係)の解説という感じ。 すらすら読めるため何かを論述する際、特定のワードの定義を確かめるのに便利。辞書的な役割か。一部物足りない内容なところもあるが、全体的には偏りのあまり見られないベーシックな用語集である。ちょこちょこ読み返すとよさそうだ。2015/12/29
yo
3
大学受験の社会科目における「用語集」的位置づけの本。基本的な理論、概念、歴史上の用語をそれぞれ説明する。他の本で出てきた用語がわからなくなった時に調べるには便利。ただし、ほんとに「○○とは何である」という書き方なので、実際に理論に沿って分析するのに必要な情報が載ってるか、というとそうでもないかもしれない。2015/08/25
Moloko
1
国際関係の諸理論や国際関係史や国際問題の様々な論点だけでなく、国外関係にも影響を与えうる諸国の国内政治や、日本の安全保障政策などの外交政策や、科学技術の発展などの幅広いテーマを取り揃えている。辞書としての役割と解説本としての役割を足して二で割ったようで、解説は薄すぎず、厚すぎずといったところ。院試や公務員試験の論述の知識確認には丁度良いと思うが、それにしてはかなり文章量が多く、個人の目的ごとに読み方を考えるべきかなと。2016/08/25
フェイ
0
基礎知識と書いてはあるが、「国際政治経済学とは何か」を延々と解説しているわけではなく、国際政治経済学で使われる基礎単語を番号を振って説明している。このため、この分野を学びたい人は他の初学者向け本と併読しながら読むことをすすめる。
Krupp
0
297頁、全164単語から成る国際関係論の入門書。国際関係論の理論から大国間の事象、地域研究レベルまで幅広く取り扱っている。 高校までの社会科の知識とある程度の国際関係論の学習があれば読めるように感じる。 興味の対象が理論か地域研究かどちらにしろ、それぞれの知識は必要となる。個人的には国際関係論の研究者の紹介(wikipediaだけでは情報不足なので)がありがたく、勉強の手助けになった。 図書館で借りて読んだが、購入して辞書のように扱うのが最適か。2019/08/04