内容説明
豊潤なる現代哲学の世界。「私」「科学技術」「生きがい」など、現代の主要テーマをめぐって、「現代哲学」への思索の旅に出よう。
目次
序章 「現代」とは
第1章 「私」をめぐって
第2章 生活世界への回帰
第3章 科学技術と人間
第4章 「合理性」をめぐって
第5章 欲望と無意識
第6章 価値の相対化
第7章 生きがい
第8章 歴史と社会
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いろは
17
まさに、哲学の教科書という印象だから、哲学をがっつり学びたい人にはオススメ。少し難しいけども、述べてある事はそんなに複雑ではないので、何度も読み返すうちに内容が解るような、噛めば噛むほど味が出そうな作品。もう20年くらい前の作品だけども、オタクとか拒食症とか過食症とか、他にも社会問題となっている事は20年経った今でも同じだと、読んでいて身に感じた。きっと、これからまた20年経っても、社会の本質は変わらないんだろうと、悲しくなってしまう。皆が皆、哲学を学ぶときが来たら、世の中はもっと美しくなるだろうと思う。2017/10/27
えむ
0
主題別に現代哲学を概説。どこかの領域に偏っている感じはなかったが、予備知識があったほうが読みやすいかと思った。2016/08/30