内容説明
複雑化する現代の社会状況は、対人関係や集団の中での「個人」にかかわる様々な問題を生み出しています。こうした現代社会と人間をとらえる社会心理学の全容を、最新の研究成果もとり入れて、やさしく解説した好評の基本テキスト。
目次
第1章 社会のなかの個人―社会的行動の基盤(欲求はどのように作られるか;他者についての理解と判断;社会的態度はどのように形成され変容されるか;人の魅力を決めるもの;人柄はどのように形づくられるか)
第2編 個人と個人のかかわりあい―社会的相互作用(行動のやりとりから生まれるもの;人と人とのコミュニケーション;自己と他者を比較するとき;攻撃と人助け)
第3編 集団の働き―その構造と機能(集団はいかに形成されるか;集団のまとまりを維持する働き;集団と仕事の過程)
第4編 組織されない大衆の動き―集合現象(普及過程と流行;群集と流言;マス・コミュニケーションと世論)