内容説明
司法研修所における教育や修習生活の内容については、これまでごく断片的に若干の法律雑誌等に紹介されたにとどまっているため、それを実際に経験した者以外にはほとんど知られておらず、しかもどちらかといえば誤解されていることのほうが多いように思われる。本書による修習生活の報告は、もちろん山本君の個人的体験にもとづくものであるが、実に具体的で豊富な内容がその客観性を担保しているといえよう。
目次
事実のイメージ
「殺意」の認定
法律学への接近
訴因の記述法
仮説の定立
パターン認識
誤判論
判断への判断
法学的論理
ノートの復元
弁論主義
事実と解釈法学
返還約束説
挙証責任の分配則
要件事実教育
システム内言語
司法試験とリーガルマインド



