内容説明
会社法の世界のダイナミクスを伝えたい―丁寧な叙述、具体的なケース、知的好奇心を刺激するコラムなど、さらに磨き上げられた待望の第２版。
目次
第１章 総論
第２章 設立
第３章 株式
第４章 機関
第５章 計算
第６章 資金調達
第７章 定款変更
第８章 解散・清算
第９章 企業の買収・結合・再編
第１０章 企業形態の選択と持分会社、組織変更
第１１章 国際会社法
著者等紹介
伊藤靖史［イトウヤスシ］
同志社大学法学部教授
大杉謙一［オオスギケンイチ］
中央大学法科大学院教授
田中亘［タナカワタル］
東京大学社会科学研究所准教授
松井秀征［マツイヒデユキ］
立教大学法学部・法務研究科教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kircheis
51
★★★★☆ 会社法の定番といえばこのリークエ。 個人的には少し物足りない。 必要最小限の知識は書いてあるが、かゆいところには手が届かない印象。 もっと分厚めの本と併用がいいかも。2019/06/26
リボー
20
会社法の専門書ですが、通常の新書などと同じように通読ができるように工夫されている希有な書籍です。試験対策向きの基本書は、「リーガルマインド会社法」に代わってこの本に遷移したと感じます。とある事情で会社法を少々学び直さないとならなかったのですが、この本が入門レベルでは断トツで分かり易かったと思います。身近な例をつかって法律をかみ砕いて説明しています。非常に理解しやすいです。索引が使いやすいのもGOODです。2013/09/21
nekozuki
15
関係する部分(組織、資金調達、事業再編)を中心に流し読み。細かい議論を追うにはより詳細な専門書を利用する必要があるが、全体感を把握するだけなら基本書の中で最も利用しやすいと思う。2018/07/29
スラ
4
江頭、神田あたりに比べると初心者にも親切な設計になっていると思う。演習問題がついていたり、組織再編についても買収や組織防衛と絡めて記述してあるなど通常の基本書に比べてより実践的な内容。ただ利益相反がコラム扱いになっていたりとちょっと記述に濃淡はある印象。網羅的にやるなら合わせて江頭・神田も読む必要があるかもしれない。2011/11/28
02235
3
細かな手続きなどを思い切って省いて、会社法の考え方の肝をしっかりと学ばせる教科書。ブルドックソース事件やニッポン放送事件など、近年話題になった実務上のトピックスを取り入れながら、読者に会社法的考え方で捉えられる配慮がされている。辞書のような使い方には向かないが、通読には向いた本。条文や判例を参照しながら熟読すれば、会社法への理解はかなり深まるのではないか。2013/06/08
