内容説明
現代に深く関連する19世紀からの時間の中で、政治はどう変わり、どこに向かうのか。そして政治学はこの歴史と現状をどうとらえてきたのか。この一冊で、いま政治学で議論されている主な論点がつかめる。
目次
第1章 政治とは何か(権力と自由;国家・集団・個人;法と政治;政治と非政治)
第2章 デモクラシー―来歴とその敵(デモクラシーの思想;リベラル・デモクラシーの発展;福祉国家の諸問題;非民主的体制;政治教育)
第3章 日本の政治のいま(日本の政党政治―その歴史;政治家と官僚;政治参加と選挙;マス・メディアと政治;世界の中の日本―日本外交;戦後日本の政治学)
第4章 国際秩序と正義(主権と国際制度;ナショナリズム;テクノロジーの奇襲;デモクラティック・ピース?;人権と介入)
第5章 政治のこれから(グローバリゼーションの中のアメリカ;移民問題を通してのEU;戦争責任問題―中国を中心に;アジアの地域主義;環境問題と政治;ジェンダーの政治)
著者等紹介
苅部直[カルベタダシ]
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。現在、東京大学法学部教授(日本政治思想史)。主な著作に、『丸山眞男―リベラリストの肖像』(岩波新書、2006年、サントリー学芸賞受賞)ほか
宇野重規[ウノシゲキ]
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。現在、東京大学社会科学研究所教授(政治思想史、政治哲学)。主な著作に、『政治哲学へ―現代フランスとの対話』(東京大学出版会、2004年、渋沢・クローデル賞ルイ・ヴィトン・ジャパン特別賞)、『トクヴィル 平等と不平等の理論家』(講談社選書メチエ、2007年、サントリー学芸賞受賞)、ほか
中本義彦[ナカモトヨシヒコ]
ヴァージニア大学大学院政治学部博士課程修了。Ph.D.(国際関係論)。現在、静岡大学人文学部教授(国際政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Haruka Fukuhara
denz
ぽん教授(非実在系)
ミカド
kozykozykozy