成人式を社会学する

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  • サイズ 46判/ページ数 290p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641175006
  • NDC分類 385.3
  • Cコード C1036

出版社内容情報

誰もが知る日本社会の風物詩,しかしその意義や由来を問われたら,あなたは説明できるだろうか。成人年齢が変わっても融通無碍に開かれ,「荒れる」と批判されたり不要論が囁かれたりしつつも生き残る独特の恒例行事から機微に触れ,社会の在り方を理解する。

内容説明

誰もが知る「風物詩」、しかしその意義は説明しにくい。成人年齢が変わっても「はたちのつどい」が開かれ、「荒れる」とか不要だとか囁かれても残り続ける、独特の恒例行事から日本社会の機微にふれる。

目次

序章 「成人式」への社会学的アプローチ 社会のしくみの襞を浮かび上がらせる
第1章 成人式言説の変遷と青年・若者観 年齢をめぐる普遍性と階層性の忘却
第2章 成人式と着物をめぐる欲望 「買う」から「借りる」のなかで
第3章 現代社会における人びとの「大人である」という認識 計量分析から見る主観的評価と客観的条件
第4章 「荒れる成人式」とは何だったのか 「大人になれない」新成人をめぐるモラル・パニック
第5章 「鏡」としての沖縄の成人式 階層とジェンダーから見た共同性との距離
第6章 在日コリアン2大民族団体と「成人式」 同化を差異化で上書きする「自分たち」の行事
終章 奇妙なものにあふれたこの社会で 「成人式」という対象と「社会学」という方法

著者等紹介

元森絵里子[モトモリエリコ]
1977年、東京都生まれ。明治学院大学社会学部教授。専門は歴史社会学、子ども社会学。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)

ハントンヒョン[ハントンヒョン]
(韓 東賢)1968年、東京都生まれ。日本映画大学映画学部教授。専門は社会学、ネイション・エスニシティ論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

於千代

2
成人式について社会学的にアプローチした一冊。 多角的な視点から分析されており興味深いが、特に印象深かったのは「荒れる成人式」に関する考察。 かつて一世を風靡した「荒れる成人式」は、モラル・パニックの一種であり、一部の特殊な事例が過剰に報道された結果、注目を集めただけで、やがて急速に終息していったが、縄では報道で取り上げられるような状況が現在でも常態化していると指摘。背景には、社会的階層や、地元社会との共同性が深く関わっているという。 社会学的な視点の面白さがよく伝わってくる内容だった。2025/04/12

Go Extreme

1
歴史と意義: 日本独自の文化 時代に応じて変化 成人年齢の基準が曖昧・20歳は歴史的背景 荒れる成人式: 2000年代初頭・モラル・パニックの一例→成人や成人式の意義 ジェンダー: 男性ー派手なパフォーマンス 女性ー儀礼や伝統重視 衣装選びや参加理由ージェンダーに基づく社会的期待 儀礼的側面: 家族や地域社会とのつながりを確認 伝統を継承する役割を果たす場 現代の成人式: レンタル衣装の利用→商業化進行 内容や形式が多様化・参加者の自由度↑ 社会的な評価と未来の展望: 地域ごとの特色や参加者の意見を反映2025/01/23

AKRDykk

0
二十歳定番ともいうべき、成人式とは何なのか、というのを社会学の視点で読み解くもの。タイトルに惹かれて図書館で拝借。そもそも成人式を分析する、というトピックが新しいのか、切り口は多様。 成人式の成り立ちは過去の参加者の服装から現代への変遷を分析するものや、「荒れる成人式」のイメージはどのようにして形成されたのか、執筆者のルーツと関係する、地域による分析は興味深く読めた。こういうイベントも研究の分析に対象にできる新鮮さも感じた。2025/01/18

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