出版社内容情報
友枝 敏雄[トモエダ トシオ]
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浜 日出夫[ハマ ヒデオ]
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山田 真茂留[ヤマダ マモル]
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内容説明
これが、社会学です。理論を学ぶうえで最も重要な概念と命題をセレクト。社会学者の英知を結集した、新しいスタンダード。
目次
第1部 社会学の方法(「社会」の発見と社会学の誕生;社会的事実;存在と当為;方法論的個人主義と方法論的集合主義;統計帰納法、数理円卓法、意味解釈法;概念構成と命題構成;理論研究と実証研究;内在的批判と外在的批判)
第2部 概念構成―概念によって社会をとらえなおす(ミクロ社会学;メゾ社会学;マクロ社会学)
第3部 命題構成―社会のメカニズムとトレンド(メカニズム;トレンド)
著者等紹介
友枝敏雄[トモエダトシオ]
大阪大学未来戦略機構特任教授。『社会学のエッセンス―世の中のしくみを見ぬく(新版補訂版)』(共著)有斐閣、2017年 など
浜日出夫[ハマヒデオ]
慶應義塾大学文学部教授。『被爆者調査を読む―ヒロシマ・ナガサキの継承』(共編著)慶應義塾大学出版会、2013年 など
山田真茂留[ヤマダマモル]
早稲田大学文学学術院教授。『集団と組織の社会学―集合的アイデンティティのダイナミクス』世界思想社、2017年 など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
take
5
自己紹介として「領域の不確定さ」を掲げてしまうほど範囲の広い「社会学」。その社会学について、幅広さを十分に承知しつつも、重要な概念・命題を取り上げ、70のパートにまとめ上げた珠玉の一冊。パートによって内容、記述のレベルの差はもちろんあるものの、読み通せば社会学という学問の入り口には立てるのではないか。もちろん初学者だけでなく、ある程度学問を身に着けた人でも領域ごとの関連や、新たな分野を探索する足がかりになると思う。賞賛のみはアンフェアなので、自分の専門に近いとこで「情報社会」の記述内容が薄いのが不満。2017/09/07
ゆうき
2
これからの命題コレクションはこの本に変わっていくと思う。2017/10/22
Peso
1
全体的には上手くまとめられており優れた教科書だと感じたが、著者により説明が分かりにくいことがあるので全くの初学者には難しいかもしれない。各項目4ページでまとめられているため、各理論の例などは明示されていないことが多い。有斐閣の社会学など他の書籍で学んだ人間がその内容を思い出しつつ情報を整理するような使い方をするのが良いかも。2021/03/06
今日子
1
特にすごく分かりやすかったり面白かったりするわけではないが、ひとつのトピックにつき見開き2ページにまとめられており社会学における基礎概念、命題、パラダイムを概観できる。2019/03/22
ks
1
ここ最近の社会の変化もまとめられているので、おもしろかった。2018/09/30