内容説明
地方自治の要点をわかりやすく、具体的なエピソードを導入に楽しく学べる入門書。
目次
第1章 地方自治とお金
第2章 自治体の機関
第3章 中央と地方の関係、諸外国の地方自治
第4章 自治体で働く「人」―地方公務員
第5章 自治体の政策過程
第6章 自治体の組織
第7章 自治体改革
第8章 市民参加
著者等紹介
稲継裕昭[イナツグヒロアキ]
1958年大阪府高槻市に生まれる。1983年京都大学法学部卒業。大阪市役所、姫路獨協大学法学部助教授、大阪市立大学大学院法学研究科教授を経て、早稲田大学政治経済学術院教授、放送大学客員教授(行政学、人事行政学、地方自治論)。博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まる@珈琲読書
4
★★★★★ ■感想:お金、組織、政策、市民参加など幅広いテーマがカバーされており入門書としてはうってつけ。各章の冒頭にある、架空の鷲本知事の物語から本題に導入する流れとなっており非常に読みやすかった。話題の最近のものが興味を持って読むことができる、何よりも平易な言葉で書かれているので初学者の私に適している。索引、参考文献紹介など本の作りとしても入門の1冊としておすすめです。 ■学び:政治の役割と行政の役割。 2012/09/29
あああ
3
本当に入門だった。内容が浅く広くまとめてある。調べごとの導入にはいいかも。2013/01/02
takizawa
3
先進事例の紹介や時事ネタが豊富で良い本。章の冒頭に架空の県知事を主人公にした物語が挿入されており,地方自治になじみがなくてイメージが湧かなかった学生時代に読みたかったなーと思う。行政学(地方自治分野)の副読本としてオススメ。2011/09/28
ぽん教授(非実在系)
2
架空のP県知事鷲本というどう考えても橋下徹ベースのキャラが各章冒頭に小ストーリーとして出てきて読者にイメージを抱かせやすくしている上に、それ以外の記述も広く浅くわかりやすく書かれており、最新のテーマとして新しい公共まで一応触れられている。行政学・政治学をやってきた人には復習となる個所も多く、かといってそれらをやってない人にも読みやすい。勿論これ一冊では足りないので紹介されているリーディングリストから必要な文献を各自読むことが必要になろうがその確実な第一歩として使える。2015/08/12
わきが
1
地方自治体の事例が豊富に紹介されていて,読みやすい.公共図書館などの公共文化施設が地方自治体の中で,どう位置づけられるかの参考になりました.日本企業のメセナ活動,パブリックコメントの有効性,プラーヌンクスツェレが特に気になりました.2013/06/19