内容説明
社会変動研究の実証的成果。冷戦後の社会主義体制崩壊時に、中欧の社会はきわめて冷静な体制変動を経験した。スムーズな体制転換はいかにして進められたか。企業と労働というメゾ・レベルに焦点をあて、社会的コスト最小化の仕組みを実証的に分析、その理論的意義を提起する。
目次
序論 研究の課題と対象
第1部 体制内改革における企業と労働(社会主義体制下の階級関係と労使関係―前提的考察;ハンガリーにおける経済改革と企業の変容;ポーランドにおける企業の自立化と従業員評議会;チェコスロヴァキアにおける改革の挫折と原型の持続;従業員意識からみた企業内諸関係―ハンガリーとポーランド)
第2部 体制転換過程における企業と労働(企業所有の変化と経営者;体制転換後の労働組合;従業員意識の変化からみた企業内諸関係の動態;体制移行過程の企業内労使関係―ハンガリーの事例;体制移行過程の企業内労使関係―ポーランドの事例;体制移行過程の企業内労使関係―チェコスロヴァキアの事例)
結論 要約と含意
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