内容説明
理論のもつ意味、理論と現実のかかわり方、文章として表現する意義など、根本的なことから技術的なことまで、縦横無尽に説き明かす。論理的に考える際の留意点、論文を書くにあたっての心構えが示され、卒業論文・ゼミ論文を控えた学生等の必携書。
目次
序章 理屈と戯れる
第1章 届かぬ理論
第2章 理論を見つめ直す
第3章 高台から降りる
第4章 論理を紡ぐ
終章 〓(そっ)啄同時
著者等紹介
石原武政[イシハラタケマサ]
1943年3月京都市生まれ。1965年3月神戸商科大学卒業。1969年3月神戸大学大学院経営学研究科博士課程を退学し、4月大阪市立大学商学部助手。講師、助教授、教授を経て、関西学院大学商学部教授、大阪市立大学名誉教授、商学博士(大阪市立大学、1985年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ATS
9
☆☆☆読了ならず。冗長すぎ、何が言いたいのかわからない。今の私にとってはつまらない本だった。もう少し論理的に書いて欲しい(笑)2016/11/21
Yukiko Yosuke
4
この本の何が一番良いかというと、とにかく頭の中を整理して論理を導こうとするなら、「書きなさい」と言っている点。書かないと頭の中は整理されない。それは自分がいつも感じていること。書けば頭の中が整理される。さぼらないで書かなくては、と思うのだがいつも反省しきり。2014/04/19
金城 雅大(きんじょう まさひろ)
3
生粋の理屈屋だった著者が様々な経験を経て、「論理的思考」における感覚との融合のエッセンスを見出す半自伝的な一冊。印象的だったのは、「論理とは、個性的でありながら普遍性を求め、普遍性を求めながら個性的でしかあり得ない」。「論理的」に拒否反応を示す方にこそぜひとも読んでほしいと思いました。また、著者は商学者・マーケティング理論家なので、商学・経済学のノンフィクション本としても価値がありそうです。まぁ、オレはその側面はあまり興味が持てなかったので斜め読みしてしまいましたが(笑)2016/02/14
Yukiko Yosuke
3
自分が2年生の時のゼミで読んだ以来、久々に読んだ。事実と論理を行ったり来たりしながら、自分の論理を探し求める。事実を引き出す際には、論理をひけらかしたりしない。論理を導き出すのは事実から。だが、人は悩む。それでも事実に真摯に向き合うことが必要だと、再び感じた。2012/04/20
Yukiko Yosuke
3
論理的に書くことは難しい。いざ書こうとしても、なかなか書けない。だが、書かねば論理が磨かれない。書くことで、人は曖昧な自分の考えをまとめることができるのである。2012/04/12