内容説明
行動遺伝学の基礎理論と方法が、平易に整理して解説され、「心の遺伝」について学びたい人のためのまず初めの書として最適。発達心理学・教育心理学・性格心理学などで長年語られてきた、「遺伝と環境の複雑な相互作用」の諸相を具体的に検証した最新のテキスト。「疾患の遺伝子」を「正常な機能のバリエーションの原因」として位置付け、精神疾患概念をもとらえ直す。
目次
第1部 行動遺伝学の基礎(序論;行動遺伝学の基本原則;分類と診断)
第2部 一般的な精神疾患の行動遺伝学(気分障害;パーソナリティ障害;不安障害;物質使用の問題;総合失調症と精神病性障害;結び)
著者等紹介
ジャン,ケリー・L.[ジャン,ケリーL.][Jang,Kerry L.]
1993年、西オンタリオ大学大学院博士課程修了。1994~2000年、ブリティッシュ・コロンビア大学教授、2000~2005年、同大学准教授を経て、現在、ブリティッシュ・コロンビア大学医学部精神医学科教授(専攻は、パーソナリティの行動遺伝学)、Ph.D.(医学)。双生児研究プロジェクトを立ち上げ、日本、ドイツ、およびアメリカでのいくつかの双生児研究の共同プロジェクトに携わる。また、バンクーバーのホームレスと物質乱用の社会問題解決のための地域健康促進プログラム研究に取り組み、2006年、ブリティッシュ・コロンビア大学の“Academic of the Year”に選ばれる。2007年、ブリティッシュ・コロンビア州政府より“2007Community Achievement Award”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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