内容説明
リスク社会化・格差社会化が進むなかで、これからの社会をどう立て直すのか。生活協同組合やワーカーズ・コレクティブ、地域通貨などの実践的活動の分析をとおして、「互酬性」や「社会関係資本」にもとづく“自立と連帯”のアソシエーションという、もうひとつの未来が見えてくる。
目次
第1章 資本主義の両義性―問題の提起
第2章 もうひとつの構造改革―21世紀市民社会に向かって
第3章 市民社会への歴史的発展経路
第4章 公共性の構造転換とアソシエーション革命
第5章 社会的経済と生活クラブ運動―アソシエーション論の視点から
第6章 市民社会形成と地域通貨
第7章 21世紀社会変革に向かって―粕谷信次著『社会的企業が拓く市民的公共性の新次元』を読んで
著者等紹介
佐藤慶幸[サトウヨシユキ]
1933年、岐阜県中津川市に生まれる。1961年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。1963年より早稲田大学文学部の教員を勤める。2003年、定年退職。早稲田大学名誉教授、文学博士。研究領域は理論社会学、組織論、アソシエーション論、生活クラブ生活協同組合の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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