内容説明
社会学は、何をどのように問題にし、どういう回路で思考するか。社会学の巨匠の業績と自らの現代社会分析をとおして明らかにする。
目次
1 社会システム論―機能主義社会システム論の展開
2 比較社会学―社会学の方法としての比較分析
3 社会変動(socio‐dynamics)論―歴史を社会学的に読み解く
4 社会調査論―「社会的事実」を把握することの難しさ
5 国際社会学―インタナショナリゼーションからグローバリゼーションへ
6 リスク社会論―現代科学技術文明の陥穽
7 医療社会学―医療社会システム論の試み
8 高齢社会論―人間存在の生物学的基礎と社会学的基礎
9 ポストモダン社会論―「未完の近代」を前にした人類の当惑
10 エスニシティの社会学―歴史から学ぶことを怠った人類の悲劇
11 信頼崩壊社会論―信頼崩壊の機能分析
著者等紹介
中野秀一郎[ナカノヒデイチロウ]
京都文教大学人間学部教授。京都大学文学部社会学専攻卒、文学博士。関西学院大学社会学部教授、奈良女子大学文学部教授などを経て、現職。外務省調査員(在マレーシア日本大使館)、スタンフォード大学フーヴァー研究所客員研究員、ラヴァール大学(カナダ)客員教授などを歴任。専攻:理論社会学、政治社会学、医療社会学、知識社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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