出版社内容情報
児童虐待防止法・児童福祉法の改正を踏まえ、虐待防止ソーシャルワークの理念、制度、運用、実践の方法を解説し、論じる。
内容説明
いま、虐待防止対策に求められるものは何か。児童虐待防止法・児童福祉法の2004年改正、ならびに最近の調査研究の知見を踏まえ、虐待ソーシャルワークの理念と特質、制度的枠組みと運用、ソーシャルワーク実践の方法などを包括的に解き明かすとともに、今後の課題、方向性を提示する。子ども虐待問題とともに歩んできた著者の研究・実践活動の集大成である。
目次
第1章 子ども虐待ソーシャルワークの理念と特質
第2章 子ども虐待ソーシャルワークの制度的枠組み
第3章 児童相談所の現状と課題、方向性
第4章 社会的養護システムの現状と課題、方向性
第5章 家族再統合論
第6章 子ども虐待防止ネットワーク論
第7章 虐待ソーシャルワークをめぐる若干の考察
著者等紹介
才村純[サイムラジュン]
1949年大阪府生まれ。大阪市立大学文学部人間関係学科心理学専攻卒業。大阪府児童相談所児童福祉司、大阪府福祉部福祉政策課主幹、厚生省児童家庭局児童福祉専門官などを経て、現在、社会福祉法人恩賜財団母子愛育会日本子ども家庭総合研究所ソーシャルワーク研究担当部長。他に、厚生労働省社会保障審議会専門委員、「健やか親子21」推進検討会委員、日本子ども家庭福祉学会理事(事務局長)、日本子ども虐待防止学会理事、川崎市児童虐待防止連絡協議会委員長、日本虐待・思春期問題情報研修センター(子どもの虹情報研修センター)企画評価委員長、日本社会事業大学専門職大学院非常勤講師、京都女子大学非常勤講師など
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