出版社内容情報
一橋大学経済学部の教員が,「経済学とはどんな学問なのか」をやさしく解説。ロジック,データ分析,歴史的視点を通じて,問題の本質に迫る経済学の醍醐味を多角的に伝える。自律的に物事を判断し,より良い未来を選びとるための羅針盤となる一冊。
【目次】
序章 経済学を学ぼう!
第Ⅰ部 日本・世界経済の今とこれから
日本の医療のどこが問題なのか?/挑戦を応援する経済学/働き方の多様化で格差は広がる?,ほか
第Ⅱ部 環境問題へのアプローチ
環境経済学とは何か?/経済発展は日本の気候をどう変えたのか/環境にも経済にも地域にも優しいエネルギーをどう実現するか?
第Ⅲ部 データによるアプローチ
経済学におけるデータ分析/実証分析・因果推論による政策評価/制度変更の政策効果を測る,ほか
第Ⅳ部 理論を通して見た経済社会
市場の機能と効率性/市場の失敗と政府の役割/社会的価値判断の作り方,ほか
第Ⅴ部 マクロ経済と金融政策へのアプローチ
マクロ経済学におけるモデルの考え方/金融政策における期待形成の役割/経済政策をどうする?,ほか
第VI部 歴史の中の経済社会
数量経済史/中世都市の誕生と経済活動/経済成長の目的を考える,ほか
第VII部 経済学を発展させる数学・統計学
数学と経済学/ファイナンスの数理と技術/経済学と統計学,ほか