出版社内容情報
保護主義,関税引き上げ,貿易戦争──自由貿易の利益は,それがなくなるまで気づくことはできないのか? 人々が抱きやすい貿易に関する誤解を解くために,日常生活との関わりの中から自由貿易のメリットとデメリットを整理したうえで,冷静にその是非を考える。
内容説明
自由貿易に対して人々が抱きやすい誤解を解くために、生活との関わりからメリットとデメリットを整理し、その是非を問い直す。
目次
序章 自由貿易の危機
第1章 輸出は「善」で輸入は「悪」なのか―自由貿易のメリット
第2章 貿易赤字は何を示唆するのか―交易条件の悪化こそが問題
第3章 輸入制限は回り回って自国を苦しめる―アウトソーシングと中間財貿易
第4章 輸入や企業の海外進出は失業者を増やすのか―グローバル化と雇用問題
第5章 モノだけでなくサービスの貿易も重要に―国境を越えるサービス・文化
第6章 自由貿易はなぜ嫌われるのか―貿易政策の政治経済学
第7章 バターはなぜ消えたのか―関税のしくみと効果
第8章 保護貿易で新しい産業を育てることができるのか―幼稚産業保護政策
第9章 貿易自由化をいかに進めるか―WTOにおける貿易交渉とFTAの拡大
終章 自由貿易との向き合い方
著者等紹介
椋寛[ムクノキヒロシ]
学習院大学経済学部教授。1997年、横浜国立大学経済学部卒業。2002年、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。2006年、東京大学博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かろりめいと
四ツ谷
2021 GT
smach