出版社内容情報
財政の実質を担っている「組織」に着目しつつ,制度と理論を融合した,新しい基本テキスト。財政制度の実質をになっている組織や主体をとらえ,それらが独自のロジックで行動するという視点を重視。企業や個人の予測に基づく行動も重視して明快に解説。
内容説明
複雑な財政の仕組みがわかる。財政活動の実質を担う制度と組織の理解を重視し、資金の流れを捉える新しい基本テキスト。国家財政に限らず、地方財政、公企業、社会保険といった公共部門全体の財政活動を取り扱い、公私混合領域にも光を当てて、明快に解説する。
目次
第1部 財政と財政学(財政と財政学の歴史;経済システムにおける公共部門;財政の意思決定機構)
第2部 公共経済的財政活動(経費の理論と実際;租税の基礎;日本の租税;国債の仕組み;財政赤字に関する議論)
第3部 公私混合的財政活動(社会保険の論理;社会保険の組織・財政関係;公的年金;医療保険と介護保険;公企業;財政投融資と公的金融;制度と組織の財政論)
著者等紹介
佐々木伯朗[ササキノリオ]
1994年、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。現在、東北大学大学院経済学研究科教授、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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